人の振り見て我を知る

よく聞く会話に「あれが悪い、これが悪い、政治が悪い、社会が悪い」とありますが、ここで一番大事なのは果たして自分には悪いところがないのかと自問自答することだと思います。自分の悪いところを棚に上げて他者を非難するということは全く筋が通りません。毛沢東が作った「反面教師」という四字熟語。日本のことわざでは「人の振り見て我が振り直せ」。責任の擦り付け合いほど見苦しいことはありません。ここで他者の間違いに対して一歩引いて、自分と見つめ直すことができる人はとても腹の大きな人間性だと思います。誰しも自分の意見を否定されると良い気分にはなりません。まるで腫れ物に触るようなことです。誰しも良いところがあれば、悪いことの一つや二つはあるでしょう。誰しも間違いはあるのです。人間は慢心しないで邁進することが大事ですね。私もこういう考えを真に思えるように邁進いたします。